車のローンは種類によって「総支払額」が大きく変わる

車を購入する際、一括払いが難しい場合はローンを利用するのが一般的です。しかし、ローンの種類を何となく選んでしまうと、同じ車でも数十万円以上支払総額が変わることがあります。この記事では、主なローンの種類と選び方を詳しく解説します。

マイカーローンの主な種類

1. ディーラーローン(販売店ローン)

自動車販売店が提携する信販会社を通じて組むローンです。手続きが購入時にまとめてでき、審査が比較的スピーディーという特徴があります。

  • メリット:手続きが簡単・迅速。残価設定型ローン(残クレ)も選択可能
  • デメリット:金利が銀行ローンより高めになることが多い(年率3〜8%程度)

2. 銀行・信用金庫のマイカーローン

銀行や信用金庫が提供する目的型ローンです。金利が低い反面、審査に時間がかかる場合があります。

  • メリット:金利が低い(年率1〜3%程度が多い)。総支払額を抑えやすい
  • デメリット:審査に数日〜1週間程度かかる。書類準備が必要

3. 残価設定型ローン(残クレ)

一定期間後の車の「残存価値(残価)」をあらかじめ設定し、残価を除いた金額だけをローンで支払う仕組みです。

  • メリット:月々の支払額を抑えられる。一定期間ごとに新しい車に乗り換えやすい
  • デメリット:走行距離の制限あり。期間終了時に残価分を一括払い・再ローン・返却の選択が必要

金利の違いによる支払総額の差

ローン種別借入額金利(年率)期間支払総額の目安
銀行ローン200万円1.8%60回約209万円
ディーラーローン200万円5.9%60回約231万円

※上記は概算値です。実際の金額は各金融機関・信販会社の条件によって異なります。

ローンを組む前に確認すべきチェックリスト

  1. 実質年率(APR)を必ず確認する:表示金利だけでなく、手数料込みの実質金利を比較しましょう。
  2. 繰り上げ返済の条件を確認する:一部の信販ローンは繰り上げ返済手数料が発生する場合があります。
  3. 頭金を入れると総支払額が減る:頭金を増やすほど利息負担が軽くなります。
  4. 借入可能額を収入から逆算する:月収の20〜25%以内の返済額が家計への負担を抑える目安です。
  5. 事前審査を複数の金融機関で行う:審査の申し込み自体は無料で行えます。複数比較することで最適なローンを選べます。

まとめ

ローン選びで最も重要なのは「金利」と「総支払額」です。ディーラーで勧められるローンをそのまま選ぶのではなく、事前に銀行ローンと比較することで、大きなコスト削減につながります。購入の判断を急がず、しっかりとシミュレーションしてから契約しましょう。